接触角計とぬれ性評価装置の違い
接触角計 = ぬれ性評価装置 ?
接触角計は、ぬれ性評価装置に含まれる機能です。

多くの場合、ぬれ性を評価しようと思いつくのは、接触角の測定です。そして、接触角計、あるいは接触角測定器として調査・選定されます。

このため、『ぬれ性評価装置』と言えば『???』となり、『接触角計』と言えば理解して頂けるというのが現状です。

ですからこれまでの概念に基づけば、ぬれ性評価装置 = 接触角計となります。


あえて『ぬれ性評価装置』と呼ぶ理由
ひとことで言えば、『上面観測』があるからです。

上面観測で得られる『ぬれ面積』や『真円度』などの数値は、ぬれ性を評価する指標ではあっても、接触角に付随する数値とは言えません。

ですから、弊社では『ぬれ性評価装置』と呼んでいるのです。



接触角計の弱点
接触角計には致命的な弱点があります。

固体表面上にぬれた液滴が球体の一部をなしている、という前提条件が必要だからです。

これだけでなく、
  • 5°~10°以下の低接触角の信頼性がない
  • きれいにぬれない場合、測定値のばらつきが多くなる
  • ぬれ現象を如実に観察できない
などがあります。
このような弱点を含んでいながら、単なる数値としての接触角だけを用いていては、正しい議論にはなりません。

接触角計の弱点を補い、新たな知見を得られるのが、上面観測ができるぬれ性評価装置となります。
つまり、『 ぬれ性評価装置 ∋ 接触角計 』だと言えます。
ぬれ性評価装置には接触角計の機能を含んでいます。