Bシリーズは、機能を担保しながら極力筐体を小型することで設置スペースを減らし、装置全体を傾ける必要のある傾斜測定や、ステージヒータなど多くのオプションが使用できる、接触角計のベースとなる位置づけのモデルです。

さらにB110シリーズでは、ディスペンサ下の空間を広げ、高速画像取り込みにも標準で対応しました。

当然ながら、接触角計を超えた上面観測にも対応しています。

また、高速画像取り込みに標準で対応したことで、従来見えなかった微小時間における変化や現象が確認できます。

ぬれ現象を側面から見ると（接触角測定では）きれいに均一にぬれているようでも、上面から見たら、実はいびつにぬれていた、ということがあります。

かつて、側面カメラだけで観測する接触角測定では、このようなぬれ現象の違いを知りうる手段はありませんでした。
LSE-B110TWは、上からのぬれ現象の観察という新たな視点を提供すると共に、液滴を側面からとらえた接触角･液径･液高･液量に加え、上面からとらえた真円度と、ぬれ面積による評価が可能です。

側面画像（接触角）では判別が難しい、液滴のぬれ広がりや蒸発の過程を上面から観察することが可能です。

Bシリーズは標準で画像解析ソフトウェア と接触角測定のライセンスが付属します。

オプションでは、界面張力測定(ペンダントドロップ法)の測定、表面自由エネルギー計算や、液滴の吐出吸引による接触角[拡張収縮]測定、装置を傾ける傾斜測定にも対応しています。