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主な特長
上面観測に特化
接触角測定と上面観測を行うことを前提にすることで筐体構造を見直し、低価格化を実現しました。

さらに、試料サイズも奥行き200mm厚さ45mmまで乗せられるため、改造せずにより多くの試料に対応します。
ステージ回りが広く開いています。
上面光源を内蔵
上面光源となる同軸落射のスポット照明を内蔵することで、外付けの電源ユニットが不要となりました。

装置周りがすっきりし、ACアダプタとUSBケーブル接続するだけの簡単接続で使用できます。

また、上面光源を内蔵したことで調光部は間近に配置され、操作性も向上しました。
上面用と側面用の明るさが調整できます。
側面光源を改良
低接触角のように、液滴がぬれ広がった状態において、輪郭が光によってコントラストが低くなる現象がありました。

そこで、低接触角時も液滴の輪郭がより鮮明になるように、側面光源を改良しました。
側面光源の改良によって液滴のコントラストが向上しました。


下記の画像は接触角が約5°の時の画像です。

従来光源 新光源
これまでの光源では低接触角の輪郭のコントラストがありません。 新光源では低接触角でも輪郭のコントラストが増しました。


下記の画像は端点付近を拡大した画像です。

従来光源 新光源
これまでの光源では低接触角の輪郭のコントラストがありません。 新光源では低接触角でも輪郭のコントラストが増しました。
画像解析ソフトウェアが一新
画像解析ソフトウェアが新たに生まれ変わりました。
従来の上面観測の機能はそのままに
従来の装置で可能だった上面観測で得られる知見は、そのままLSE-F110Tでも得ることができます。
上面観測
特許取得:第4646009号
ぬれ現象を側面から見ると(接触角測定では)きれいに均一にぬれているようでも、上面から見たら、実はいびつにぬれていた、ということがあります。
上面と側面の比較画像(きれいなぬれ/いびつなぬれ)
従来の側面を観測する接触角測定では、このようなぬれ現象の違いを知りうる手段はありませんでした。
LSE-F210T/F110Tは、上からのぬれ現象の観察という新たな視点を提供すると共に、液滴を側面からとらえた接触角・液径・液高・液量に加え、上面からとらえた真円度と、ぬれ面積による評価が可能です。
ぬれ広がりと蒸発の観察
側面画像(接触角)では判別が難しい、液滴のぬれ広がりや蒸発の過程を上面から観察することが可能です。
<例:液滴のぬれ広がり過程の観察>
ぬれ拡がりと蒸発の観察画像(LSE-AT/BT/FTシリーズ)
オプション測定
Fシリーズは標準で画像解析ソフトウェア i2win.n と接触角測定のライセンスが付属します。

オプションでは、界面張力測定(ペンダントドロップ法)の測定、表面自由エネルギー計算や、液滴の吐出吸引による接触角[拡張収縮]測定にも対応しています。