特許無効審判の件
2012年(平成24年)5月21日に、弊社取得特許に対して、協和界面科学(株)より特許無効審判の請求が出されました。
その後の審判の結果、特許の有効性が認められました。(本件審判(協和界面科学(株))の請求は、成り立たない。)
今後も弊社二方向同時観測モデルは、特許を有する製品(接触角計/ぬれ性評価装置)として引き続きご提案させていただきます。
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訴訟問題について
ユーザー様・お取引先様各位にご心配、ご不安などをおかけしていますが、訴訟の対象となりました画像解析ソフトウェアは、Ver.1.0.0~Ver.1.2.0(販売期間:2009年12月~2010年9月)です。
2010年10月にリリース致しましたVer.1.3.0以降、現在販売中のVer.2.5.0に至るまで、すべて弊社独自のソースコードを使用しているため、問題はございません。
2010年10月以降のバージョンが問題ないという判断は裁判において3回示されていますので、安心してご使用くださいますようお願い申し上げます。
問題となりましたのは、創業当初販売していたぬれ性評価装置LSEシリーズ*に搭載しておりました画像解析ソフトウェアのVer.1.0.0~Ver.1.2.0(販売期間:2009年12月~2010年9月)までにおける一部のソースコードとなります。
具体的には接触角測定における画像解析部分となります。
一般的に知られた二値化処理や輪郭追跡処理を応用した単純な機能であり、弊社開発担当者が協和界面科学株式会社在職時に勤務時間だけでなく、休日などを利用して自宅で作成したソースコードでもあることから、その当時に自分の作成したソースコードは個人の著作物だという誤った認識のもとで参考にしたことが根源的な問題であると考えています。
そのため、別の者が作成したソースコードは一切参考にしておらず、訴訟の範囲にも含まれていません。
問題発覚時以降はこうした事態が起きないように身を引き締め、細心の注意を払って開発を行っておりますこと、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
なお、2010年10月にリリース致しましたのVer.1.3.0において当該部分を弊社独自のソースコードに変更しています。
Ver.1.3.0以降は、現在販売中のVer.2.5.0に至るまで、すべて弊社独自のソースコードを使用しているため、問題はございません。
今後リリースするバージョンについても同様となります。
過去3回の裁判においても、2010年10月以降のバージョンが問題ないという判断が示されています。
1回目は2012年の販売差し止め請求棄却時、2回目は2014年の民事訴訟の第1審判決時、3回目は2016年の控訴審判決時、となります。
また2010年10月以降にご購入して頂きましたソフトウェアはもとより、それ以前に購入されたお客様に対してもVer.1.3.0への差し替えをして頂いております。
そのためすべてのお客様におかれましては、問題なくご使用いただけますのでご安心くださいますようお願い申し上げます。
2018年10月
株式会社ニック
代表取締役 新谷 陽一
株式会社ニック
代表取締役 新谷 陽一
*対象はLSE-A100T,LSE-A100,LSE-B100の内、2010年9月までの出荷分となります。LSE-B100Wの販売開始は2011年12月のため該当しません。
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